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明治安田生命L 吉本ひかる初優勝

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日本女子ゴルフツアー開幕第2戦目となる明治安田生命レディース/ヨコハマタイヤ・ゴルフトーナメントの最終日が12日に土佐CC(高知県)で行なわれ、プロ7年目の吉本ひかるが ささきしょうこ とのプレーオフを制しツアー初優勝を飾った。

2位とは2打差の単独首位で最終組をスタートした吉本。スコアを伸ばしきれず進んだアウトの9番では、第2打をシャンクさせてボギーが先攻。前半で3つスコアを伸ばした同組の ささきに首位の座を譲ってしまう。

一時は好調の ささきに3打差をつけられてしまった吉本だが、インの11番でこの日初バーディ。13番でもバーディを奪い、4年半ぶりの優勝を狙う ささきに食らいつく。

そして2人がバディーチャンスにつけた15番のパー5。先にパットを打った ささきがわずかにカップを外したのに対し、そのあと吉本がきっちり沈めて18アンダー。さらに16番で連続バーディを決め、19アンダーと伸ばして単独首位に返り咲く。

一方の ささきも粘りを見せ、17番のパー3ではスライスラインを読み切ってバーディ。再び吉本と首位で並び、勝負をプレーオフに持ち込む。

そのプレーオフの2ホール目、右ラフから打った吉本の2打目はピン左10mに2オン。フェアウェイ中央から打った ささきの第2打もピンに寄らず、グリーン上の勝負は五分五分かと思えた。

だが先に打った吉本の打ったロングパットが、見事にカップを捉えてバーディー。そのあと ささきのパットはカップ左を抜け、吉本のツアー初優勝が決まった。

吉本は98年生まれのいわゆる “黄金世代” の1人で、同世代12人目となる優勝。17年7月のプロテストでは18歳で一発合格し、同年の下部ツアーで1勝。19年にはレギュラーツアーで8回のトップ10入りをし、賞金ランク28位の好成績で初のシード権を獲得。ツアー初優勝も時間の問題と期待された。

しかし21年にショットのイップスに陥り、「飛距離が極端に落ち、真っ直ぐ飛ばなくなった」という不調でシード権を喪失。同世代の活躍に焦りを募らせる日々が続いた。

翌22年1月、松山英樹選手のトレーナーでもある飯田光輝さんに師事すると、その指導のもと自己のスウィングを見直し。それまでの感覚頼りのスタイルから脱却し、厳しい体幹トレーニングで軸を安定させて復調へのきっかけをつかんだ。

勝利者インタビューでは、うれし涙を見せながら「もっと優勝したい」と宣言。遅れた “黄金世代” が次の目標に歩みを進める。

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