現在ウズベキスタンで開催されているAFC U-20アジアカップ2023の準決勝が15日に行なわれ、日本は熱戦の末イラクにPK戦負け。2大会ぶりの決勝進出はならなかった。
13日の準々決勝でヨルダンに2-0と快勝し、3大会連続11度目のU20ワールドカップ出場を決めた日本。この試合は選手たちの疲労を考慮し前回から先発6人を入れ替え、主将の松木玖生、FW北野颯太、熊田直紀ら主力はベンチ待機となった。
開始4分にはスルーパスに抜け出した横山歩夢が決定機を迎えるが、シュートはポスト左に外れて先制点とはならなかった。
すると前半12分、イラク右CKからのハイボール処理を誤り失点。セットプレーでの約束事が決められておらず、マークが甘くなった結果だった。
1点のビハインドで折り返した後半、日本は松木ら攻撃の駒を次々と投入。これでゲームの流れを引き寄せると、終盤の83分、北野のパスを受けた永長鷹虎が見事なシュートを突き刺し同点。試合は延長戦へもつれ込んだ。
延長の103分にはドリブルから崩され再びリードを許すが、終了直前の118分に永長のクロスから熊田が頭で決めて起死回生の同点弾。日本がまたも土壇場で追いついてPK戦に持ち込む。
だがPK戦では日本2人目の佐野航大が止められたの対し、イラクは5人全員が成功。3-5の結果で、惜しくも日本は準決勝敗退となった。
今大会は攻撃である程度の形を見せたが、セットプレーでの守備という課題を残した日本。5月20日から始まるU20ワールドカップ2023(インドネシア開催)に向け、早急の修正が望まれる。
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