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サッカー男子U-22代表強化試合 対ドイツ戦

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パリ五輪世代の強化試合となるU-22ドイツ戦が25日にフランクフルトのPSDバンク・アレーナで行なわれ、試合は2-2の引き分けとなった。

日本のスターティングメンバーは、GK鈴木彩艶ざいおん(浦和)、CB木村誠二(FC東京)、西尾隆矢(C大阪)、右SD内野貴史(デュッセルドルフ)、左SB加藤ひじり(長崎)、ボランチ川﨑颯太(京都)、山本理仁(G大阪)、トップ下に鈴木唯人ゆいと(ストラスブール)右サイドに山田楓喜(京都)、左サイドに佐藤恵允けいん(明治大学)、ワントップ細谷真大まお(柏)の顔ぶれ。

序盤は地元ドイツのペースで進み、9分にはヌガンカム、アリトゥーと続けて決定的なシュート。だがこのピンチは、GK彩艶の好守連発で防いだ。

対する日本も仕掛ける場面が徐々に増えてゆき、28分には唯人とのコンビネーションで山本がシュート。ここは相手GKの素早い反応で得点とはならなかった。

39分、ヌガンカムと競った内野がPエリアで倒してしまいPK。これをヌガンカム自身に決められ先制を許してしまう。だが前半終了直前の42分、日本は左CKのチャンスを獲得。唯人の蹴ったボールを西尾がニアでそらし、ファーで待つ佐藤が頭で押し込んで同点。A代表ではとんとお目に掛っていない、セットプレーでの鮮やかな得点だった。

さらに後半立ち上がりの46分、西尾の放り込んだロングボールを、投入されたばかりのDFアスタが中途半端なバックパス。そのボールを佐藤がすかさず奪い、キーパーをかわしての折り返し。中央へ詰めた細谷がフリーで押し込んで逆転とする。まさに去年のカタールW杯、対ドイツ戦を思わせる展開となった。

しかし逆転を許したドイツはすぐさま反撃。日本のルーズボールから右サイドを突破され、アスタのクロスからフセインバシッチが同点ゴール。アスタのミスを取り返す働きで、すぐに追いつかれてしまう。

このあと日本は何度かピンチを迎えるが、GK彩艶による再三の好セーブで追加点を許さなかった。こうして試合は2-2の引き分け。日本の若い力は、アンダー世代ながら欧州の強豪と互角に渡り合えることを示した。

次戦は28日、U-22ベルギー代表との試合がスペインのピナタール・アレーナで行なわれることになっている。

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