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「情熱大陸」古橋亨梧

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名門セルティックのエース

26日放送の『情熱大陸』は、【選ばれなかった男が意地で記録を塗り替える プロサッカー選手・古橋亨梧】 カタールW杯落選という悔しさを味わいながらも、前進を続ける男の姿を追う内容。

古橋選手がスコットランド・グラスゴーの地にやってきて1年半。名門セルティックのエースストライカーとして、いまや街の人気者だ。

去年のシーズン開幕から絶好調で、圧巻だったのは8月のダンディー・ユナイテッド戦。開始15分、20分とミドルシュートを突き刺し、前半アディショナルタイムの47分にも左クロスを押し込んでゴール。前半だけでハットトリックを達成する快挙で、W杯メンバー選考に向けて大きくアピールした。

古橋選手の持ち味は巧みなポジショニング。相手選手と並走しながら、1度前へ出ると見せかけて動き直し。DFを翻弄するゴール前での俊敏かつ多彩なプレーが、ストライカー古橋の真骨頂だ。

カタールW杯メンバー落選

1995年生まれの奈良県生駒市出身。二人兄弟の長男として育ち、サッカーを始めたのは小学校1年のとき。興國高校、中央大学を経て、2017年にJ2のFC岐阜へ入団。ここでストライカーとしての実績を残し、18年にはJ1ヴィッセル神戸への移籍を果した。

神戸ではイニエスタ、ビジャ、ポドルスキーといった一流外国人選手の中で揉まれ、2年連続のJリーグ優秀選手賞を受賞。21年4月には中村俊輔の活躍でも知られるセルティックとの契約を交わす。

去年1月に右太腿の手術を行ない、4ヶ月のチーム離脱を余儀なくされるも、21-22シーズンは公式戦24試合15ゴールとセンセーショナルな活躍で話題を呼んだ。

W杯本番を控えた9月、日本代表に招集された古橋はメンバー選考となるエクアドル戦にワントップとして先発出場。しかし決定的な場面でシュートを決めきれず、後半開始には上田綺世と交代。充分なアピールが出来ないまま、不完全燃焼の内容に終わった。

そして迎えた11月1日、カタールW杯メンバー発表の日。セルティックの同僚である前田大然らが選ばれる中、最後まで古橋の名前が呼ばれることはなかった。

前進を続けるストライカー

その発表の2時間後、練習に向かう自家用車での問いかけに「過去のことを言ってもしょうがない。今いる場所でゴールを決めて、いつでも呼んで貰える準備をするだけ」とけなげに答える古橋選手。気丈に笑顔を浮かべながらも、胸の内の悔しさは隠しきれない。

W杯メンバー落選から4日後のダンディー・ユナイテッド戦。ベンチスタートとなった古橋選手は、後半開始に満を持してピッチへ登場。そして同点で迎えた終了直前、右CKのチャンスに古橋が頭で決めて決勝弾。日本代表に選ばれなかった男による、鬱憤を晴らす意地のゴールだった。

「1つでも多くゴールを決められる選手となりたい」と力強く宣言する古橋選手は、その後もチームで得点を量産。今年2月のセント・ジョンストン戦では、今季19得点目となるゴール。ヨーロッパ主要リーグにおける、日本人最多ゴール記録を更新した。

だがこの3月に発表された第二次森保ジャパンの始動メンバーに、またも彼の名前はなかった。「呼ばれるかなと思いましたけど、まだまだ足りないのかな」と呟く古橋選手。それでも諦めることなく、セルティックで輝くエースの前進は続く。

 

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