サッカー女子プロリーグ「WEリーグ」第21節の4試合が3日に行なわれ、首位に立つ三菱重工浦和レッズ・レディースが、埼玉ダービーとなる大宮アルディージャVENTUS戦に4-0の大勝。最終節を残してリーグ初優勝を決めた。
第20節を終わって2位INAC神戸レオネッサに6ポイント差をつけ、引き分けでも優勝が決まる浦和。前半24分、猶本光の鮮やかなループシュートが決まり先制。さらに45分、清家貴子とのワンツーから島田芽依がキーパーの股を抜くゴール。2点のリードでハーフタイムを折り返す。
後半に入っても浦和の勢いは止まらず、相手DFがもたつく間に清家が素早いダッシュでボールを奪って追加点を決める。
75分には守備の乱れからあわやのピンチを迎えるが、若き守護神の福田史織がナイスセーブ。直後の77分、相手DFのクリアミスから抜け出した清家が、勝負を決めるダメ押し点。浦和が4-0の大勝を収め、2試合を残す神戸との差を9ポイントまで広げて優勝を決めた。
今季は中心選手の怪我で苦しんだ浦和だが、ベテランと若手が一体となって支え合い、16勝1分け2敗の好成績。積極的なプレスと粘り強い守備で勝点を重ね、2季目を迎えたWEリーグで初戴冠となった。
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