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FIFA女子ワールドカップ2023 開幕

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FIFA女子ワールドカップ2023・オーストラリア/ニュージーランド大会が7月20日に開幕。開幕戦の舞台となったオークランドのイーデン・パークに4万2千人の観客を集め、ニュージーランドとノルウェーの試合が行なわれた。

ノルウェーはW杯優勝1回、準優勝1回、シドニー五輪金メダルの実績を誇る欧州の強豪。過去5回の出場で3分け12敗とW杯未勝利のニュージーランドが、格上チームに挑む一戦となった。

名誉ある開幕戦でのジャッジを任されたのは、主審・山下良美、副審・坊園真琴、手代木直美の日本審判団。試合開始前には、当日朝オークランドで起こった発砲事件の犠牲者に黙祷が捧げられた。

試合が始まると、激しい攻防が繰り広げられて白熱の展開。地元ニュージーランドがやや押し気味にゲームを進めるが、得点は生まれず前半を折り返す。

だが後半開始直後の47分、ゴール前でのリスタートからニュージーランドが一気の速攻。縦パスに抜け出した右サイドのジャッキー・ハンドが、DFを振り切りグラウンダーのクロス。中央へ走り込んだウィルキンソンが鮮やかにネットを揺らし、開催国が先制点を奪った。

勢いに乗ったニュージーランドは攻守に躍動、付け入る隙を与えず格上のノルウェーを苦しめた。61分にはキャプテンのライリーがボックス右から強烈なミドルシュート。しかしここはノルウェーGKミカルセンのナイスセーブに防がれる。81分にはノルウェーDFハンセンにミドルシュートを打たれるも、クロスバーに助けられて事なきを得た。

ホスト国が1点をリードして大詰めを迎えた86分、Pエリアライン上でハンセンがハンド。ラインの外か内かを巡って、山下主審はVARによるオン・フィールド・レビューで検証。モニターを確認してピッチに戻った山下主審は、マイクを通して「判定はペナルティー」と宣言。ニュージーランドにPKが与えられた。

これを決めれば勝利が確実となるところだったが、大ベテランのパーシバルがクロスバー右に当てて失敗。このままアディショナルタイムに突入するも、表示された時間は9分という長さ。終了が迫った98分にはあわやの場面を迎えるが、ニュージーランドが必死の守りで防いだ。

こうして地元ニュージーランドが1-0の勝利。自国の開幕戦で歴史的勝利を飾る。シドニーで行なわれたもう一つの試合でも、地元オーストラリアがアイルランドに1-0の勝利。両開催国の白星スタートで、大会は早くも盛り上がりを見せた。

 

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