PGAツアーの年間チャンピオンを決めるプレーオフシリーズ最終戦、ツアー選手権の最終日が27日にイーストレイクGC（ジョージア州アトランタ）で行なわれ、ビクトル・ホブランド（ノルウェー）がBMW選手権に続く2週連続優勝。初の年間王者（フェデックスカップポイント総合1位）に輝いた。
最終戦に勝ち残った精鋭30名が覇を争うプレーオフシリーズの第3戦目、ツアーチャンピオンシップ。ランキングポイントに合わせてアドバンテージが与えられる（1位10アンダー、2位8アンダー、3位7アンダー、以下･･）「スターティングストロークス・システム」で大会は始まった。
2位とは6打差をつける20アンダーの首位で、最終日をスタートしたホブランド選手。前半の6番まで4つスコアを伸ばすという好調さで独走体勢に入ったかと思えたが、2位につけるザンダー・シャフリー選手（米国）が怒濤のバーディーラッシュで猛追。12番を終わって3打差まで縮まり、勝負の行方は分からなくなった。
そして14番ではホブランドが痛いアプローチミス。難しい距離のパーパットを残すが、これを見事に沈めてピンチを脱出。シャフリーに傾きそうになった流れを引き戻した。
そして上がり3ホールでは圧巻の連続バーディー。最後はスコアを27アンダーまで伸ばし、シャフリーに5打差をつけての勝利。前週のBMW選手権に続く2週連続Vで、ローリー・マキロイやジョン・ラームらの強者を退けてノルウェー人初となるツアー王者に輝いた。
今シーズン首や背中の痛みに苦しみ続けた松山英樹選手は、プレーオフシリーズの第2戦、BMW選手権で無念のリタイア。10年連続を狙ったツアーチャンピオンシップへの出場は、残念ながらここで絶たれてしまった。
それでも来月から始まる50位以下のリランキングシリーズ、フェデックカップフォール（ZOZOチャンピオンシップを含む全7試合）への参戦を表明。捲土重来を期しての復活が待たれる。
コメント