TBS【お笑いの日】のハイライトコーナーとなった『キングオブコント2023』 今回は予選3036組から勝ち上がったファイナリスト10組が、2023年コント王者の座を争った。
ファーストステージの1組目は、パワースタイルで挑んだ〈カゲヤマ〉 生本番でケツを丸出しにするという反則技で会場の大爆笑をかっさらい、469の高得点を獲得してファイナルステージ進出となった。
続いて登場したのは、KOC常連組の〈ニッポンの社長〉 定番の青春コントかと思わせて、いきなりカオスなバイオレンス劇が展開。不死身の男による友情ドラマをケツが丸出しで演じ、468点の高評価を得てファイナルステージに勝ち上がる。
3組目は昨年3位の実力派トリオ〈や団〉 ガラス灰皿を小道具に使った工夫のコントで笑わせるが、465点で惜しくも届かず、前回のリベンジはならなかった。
4組目は人気男女コンビの〈蛙亭〉 中野の異常な人間性が際立つコントでいつものように笑いを誘うも、一歩及ばず463点で早々と敗退。
5組目は7年ぶりの決勝進出となった〈ジグザグジギー〉 パロディ大喜利で笑いを起こすが、少しインパクトに欠けたか464点。ファイナルへは進めずに終わる。
6組目は若手トリオの〈ゼンモンキー〉 個性の違う3人による正統派コントで楽しませるが、今ひとつ得点は伸びず456点。将来性に期待したい。
7組目は関西の実力派〈隣人〉 いきなりのリアルチンパンジーで意表を突くも、やや尻すぼみになってしまった印象。460点と上位3組に及ばず、ファイナルステージに残れなかった。
8組目は伸び盛りのコンビ〈ファイアーサンダー〉 サッカー日本代表とモノマネ芸人をリンクさせた着眼点の面白さで466の高得点を獲得するが、結局ファイナルのステージに立つことは出来なかった。
9組目は44歳と43歳の史上最年長コンビ〈サルゴリラ〉 大ベテランの持ち味を活かした世界観コントで会場を大いに沸かせ、482の最高得点を獲得。ファーストステージ1位での勝ち抜けを決める。
トリを務めたのは、演技派コンビの〈ラブレターズ〉 熱のこもったシチュエーションコントでその実力を披露するが、レベルの高い戦いの中で埋没してしまい464点。それでもファーストステージの最後を飾る内容を見せた。
3組で争うファイナルステージは、1組目〈ニッポンの社長〉が手術台を使ったシュールなネタで勝負し合計934点。2組目の〈カゲヤマ〉は、「ウンコ」ワードから巧みに展開するネタで挑んで合計945と得点を伸ばす。
最後に登場した〈サルゴリラ〉は、謎の “魚” 例えで会場に爆笑の渦を巻き起こし、歴代最高の合計964点を獲得。苦節のベテランコンビがキングオブコント王者に輝き、お笑いドリームをつかみ取った。
コメント