14日、FIFA U-17ワールドカップ2023・インドネシア大会のグループステージC組の第2節が行なわれ、日本はアルゼンチンに1-2の敗戦。グループ突破を決められなかった。
日本は前の試合から先発5名を入れ替え。GK後藤亘(FC東京U-18)、CB本多康太郎(湘南U-18)、土屋櫂大(川崎F U-18)、右SB柴田翔太郎(川崎F U-18)、左SB小杉啓太(湘南U-18)、ボランチ山本丈偉(東京Vユース)、中島洋太朗(広島ユース)、右サイドハーフ佐藤龍之介(FC東京)、左サイドハーフ吉永夢希(神村学園高)、2トップに高岡伶颯(日章学園高)、道脇豊(熊本)の顔ぶれとなった。
雨で30分遅れのスタートとなった試合は、アルゼンチンの個人技に押されて日本が防戦一方の展開。開始4分にはPエリア前でエチェベリを倒してしまい、それで与えたFKをエチェベリ自身に決められ失点。さらにその3分後にも簡単に右サイドを崩され、そこからのクロスをアクーニャに押し込まれてしまう。
序盤で2点のビハインドを負い、苦しい立ち上がりとなった日本。反撃を試みたいところだが、攻め急いだのかなかなかボールは繋がらず、逆にボールを奪われて再三のピンチ。それでも38分には道脇がこの日初めてのシュート。45分にも高岡がシュートを放ち、徐々にペースを掴んでいく。
後半開始には道脇に代えて井上愛簾(広島ユース)を投入。その49分、右サイドを突破した柴田の折り返しに、高岡が右足で合わせてゴール。1点差に詰め寄った日本はここから攻勢を強めていった。
守護神の後藤も好セーブを連発。60分には右CKの場面でヘディングシュートを打たれるが、右手を伸ばして阻止。63分に迎えたピンチも、2度体を投げ出して失点を防ぐ。
72分には吉永に代えて川村楽人(東京Vユース)を投入。終了時間が迫った86分、右CKの流れから最後は川村が押し込みゴール。日本がついに追いついたかに思えたが、キーパーへのファールがあったとして取り消されてしまった。
試合は90分を過ぎ、日本に与えられたアディショナルタイムは10分。同点を目指して相手ゴールに襲いかかるも、再三のチャンスを活かせないまま96分には痛恨の失点。1-3と敗れて連勝はならず、グループ突破は最終節に持ち越された。
17日に行なわれる最終節の試合は、2連勝と勢いに乗るセネガルとの戦い。難敵相手に日本の奮闘を期待したい。
コメント