FIFA U-17ワールドカップ2023・インドネシア大会、ベスト16ラウンドの対スペイン戦が20日に行なわれ、日本は1-2の敗戦。5大会ぶりのベスト8進出はならなかった。
日本の先発はGK後藤亘(FC東京U-18)、CB本多康太郎(湘南U-18)、土屋櫂大(川崎F U-18)、右SB柴田翔太郎(川崎F U-18)、左SB小杉啓太(湘南U-18)、ボランチ山本丈偉(東京Vユース)、中島洋太朗(広島ユース)、右サイドハーフ佐藤龍之介(FC東京)、左サイドハーフ吉永夢希(神村学園高)、2トップに井上愛簾(広島ユース)、名和田我空(神村学園高)の顔ぶれ。
序盤はボールポゼッションで主導権を握るスペイン相手に劣勢を強いられ、前半8分にはDFのスペースを突かれて失点。このあと日本が徐々に盛り返して、相手ゴールに迫る時間が増えるも、ラストパスに正確さを欠いてチャンスに繋がらない。
それでも日本の時間が続いた39分、柴田の縦パスから佐藤が左サイドでマイボールにすると、そこからのクロスを名和田がコントロールしてのシュート。鮮やかな同点ゴールを叩き込む。
1-1で折り返した後半の60分、逆転を狙う日本は切り札の高岡伶颯(日章学園高)を投入。しかしボールポゼッションを高めるスペインの連続攻撃に苦しみ、効果的な反撃をさせて貰えない。
70分のピンチはクロスバーに助けられるも、直後の74分には縦パス1本でDFラインを破られ、勝ち越し点を奪われる。反撃を試みたい日本だが、攻め手を欠いて攻略の糸口も掴めない。
結局このまま1-2と敗れてベスト16敗退。スコアこそ接戦だったが、パスの精度やミスの少なさなどスペインとはプレーの質に明らかな差があり、多くの課題が見つかった試合となった。
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