映画の話

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外国映画

「ローマの休日」ワイラーとヘプバーン

監督は名匠ウイリアム・ワイラー、主役の新聞記者にグレゴリー・ペック。だが『ローマの休日』と言えばやはり、この映画で世界を魅了した当時24歳のオードリー・ヘプバーンだろう。オードリーは気品と愛らしさを持ち細身で純真なイメージから“妖精” ・・
映画の話

アナザーストーリーズ「犬神家の一族~・・・」

横溝正史原作『犬神家の一族』は角川映画第1弾として1976に公開され大ヒット、その後の角川ブームの嚆矢となり日本映画界にも大きな影響を与えた作品である。番組では角川春樹・市川崑・石坂浩二の3人に焦点を当て、この映画の成り立ちが語られていた。
映画の話

春日太一著「鬼才 五社英雄の生涯」

五社英雄と言えば、人気ドラマ『三匹の侍』やリアルで豪快な殺陣で知られる映画『人斬り』などの時代劇が思い浮かぶが、なんと言ってもその名を世に知らしめたのが、82年の映画『龍院花子の生涯』だ。侠客一家を描いた重厚な映像と情念を描く物語が話題を読んだ。
映画の話

第91回 米アカデミー賞 ノミネート発表

22日アメリカの映画の祭典、アカデミー賞の各賞候補が発表された。作品賞にノミネートされたのは『ROMA/ローマ』『グリーンブック』『ブラック・クランズマン』『ブラックパンサー』『ボヘミアン・ラプソディ』『アリー/スター誕生』『女王陛下の・・
映画の話

忠臣蔵の日

ご存じのように、12月14日は赤穂浪士が吉良邸討ち入りを果たした忠臣蔵の日とされている。もちろんこれは旧暦による日なので、今の暦では1月30日という事になる。それはともかく、先日BS放送で2本の忠臣蔵映画が同時刻に放送されていたので、・・・
映画の話

宇宙船と映画

民間ロケットでどこまで乗員乗客の安全を図れるのだろうか。コストとのせめぎ合いで技術と安全面が疎かになることもあるのではないだろうか。特に最初のフライトなんて何が起こるか分からないし、宇宙版のタイタニック事故が起こるとも限らない。そうした・・
日本映画

「浮草」と宮川一夫

小津安二郎監督と組んだ唯一の作品が1959年公開の『浮草』。小津がたまたま大映で映画を撮ることになり、この顔合わせが実現することになった。主演は京マチコと中村鴈治郎で、当時26歳の若尾文子が息子役の川口浩を誘惑する女性を艶やかに演じている。
日本映画

溝口健二「雨月物語・山椒太夫・近松物語」デジタル修復版

『羅生門』のベネチア映画祭グランプリ獲得で、大映社長の永田雅一は外国映画賞の影響力の強さを悟る。そこで既に巨匠としての名声を持っていた溝口に、賞狙いで撮らせた作品が1953年『雨月物語』だ。この作品でカメラマンをしているのが宮川一夫である。
外国映画

マイケル・チミノ「天国の門」

アメリカ西部開拓時代に起きた“ジョンソ郡戦争”を題材にした作品で、当初は1100万ドルの予算で制作される予定だった。しかしこだわりの強い完全主義者チミノは撮影にあたり要求をエスカレート、最終的に制作費は4400万ドルまで膨れ上がってしまう。
映画の話

映画と船 クラシック編

船という乗り物は、映画にとってうってつけの舞台と言える。廻りから隔絶した空間で濃密なドラマが生まれ、大海原という自然に立ち向かう人間達の闘いも描くことが出来るからだ。ということで今回は船が舞台となる映画を扱ってみたい。まず最初に取り上げ・・
映画の話

映画と自動車

日本映画で車が印象的に使われている映画ということなら山田洋次監督・高倉健主演による『幸せの黄色いハンカチ』がある。国内の映画賞を総なめにしたロードムービーの名作で武田鉄矢が運転するマツダ・ファミリアの赤いボディーが北海道の大地に映えている。
映画の話

小津の魔法使い

『お茶漬けの味』を見ていて、笠智衆がまだ若かったんだということに気がついた。この作品の翌年1953年に公開された名作『東京物語』における老いた父親の印象が強く、もっと年がいっている印象だった。『お茶漬けの味』公開時の笠智衆は48歳で、・・・
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