日本映画一覧

原一男監督「ゆきゆきて、神軍」

「神軍平等兵」を名乗る過激な運動家・奥崎謙三が、太平洋戦争中に起きた事件を巡り、関係者を一人一人訪ね歩いて、その責任を執拗に問い詰めていく様を追ったドキュメンタリー作品。監督は『全身小説家』の原一男、最初企画は今村昌平監督に持ち込まれた・・

今村昌平「復讐するは我にあり」

佐木隆三の同名実録小説を原作に、今村昌平監督が三年に及ぶ取材調査を経て描く問題作。連続殺人犯の生い立ちや女性遍歴、そして父親との相克などを通して、人間のすさまじき業の深さに肉薄していく。出演は緒形拳、三國連太郎、倍賞美智子、小川真由美など。

小林正樹監督「人間の条件」

戦後150万部のベストセラーとなった五味川純平の同名小説を映画化した反戦大作。”にんじんくらぶ”社長の若槻繁が、小林正樹監督とともに前後3年間を費やし、全3作(6部構成)9時間31分にも及ぶ未曾有の長編作品を作り上げた。仲代達矢の出世作品。

溝口健二「西鶴一代女」

井原西鶴の『好色一代女』をもとに、数奇な運命に弄ばれながら逞しく生きる女性の半生を、元禄時代に舞台をおいて描いた物語。溝口監督はこれを女の本性を探るという視点から再構成し、依田義賢の脚色でまったく別の「一代女」を撮りあげた。主演は田中絹代。

成瀬巳喜男監督「浮雲」

女性映画の名手と呼ばれた成瀬巳喜男監督の代表作。成瀬と同じく市井の人々を映画に描いてきた巨匠小津安二郎をして「オレにはできないシャシンだ」と言わせた傑作だ。主人公・幸田ゆき子を高峯秀子、不倫相手の優柔不断な男・富岡謙吉を森雅之が演じている。

内田吐夢監督「飢餓海峡」

水上勉の同名小説を映画化したサスペンス人間ドラマの大作。監督は『限りなき前進』や『土』などで知られる戦前からの巨匠、内田吐夢。主演は三國連太郎、共演に伴淳三郎、高倉健、左幸子。最初この大作は3時間12分の作品として完成していたが、東映・・・

山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」

事情を抱える寡黙な男と若者2人の道行きを、雄大な北海道を舞台に描くロードムービー。シンプルながら感動的なストーリーや出演者の好演が評価され、国内の映画賞を総なめにした名作。高倉健の渋さ、武田鉄矢の饒舌さ、桃井かおりの独特な口調を愉しむ一品。

映画「桐島、部活やめるってよ」

後に直木賞作家となった朝井リョウが、大学時代に発表した同名小説の映画化。巧みな構成と登場人物となる高校生のリアルな描き方が、各方面で評判を読んだ作品だ。監督に吉田大八、出演は神木隆之介、東出昌弘、山本美月、松岡茉優、大後寿々花、橋本愛ほか。

深作欣二「蒲田行進曲」

もともと戦前の松竹映画の主題曲でレコード発売されヒットした歌謡曲のタイトル。それがそのまま蒲田松竹撮影所の歌として親しまれてもいた。80年、劇作家つかこうへいがこのタイトルを付けた舞台劇を発表、それをつか自身が小説化した直木賞作品でもある。

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