日本映画

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内田吐夢監督「飢餓海峡」

水上勉の同名小説を映画化したサスペンス人間ドラマの大作。監督は『限りなき前進』や『土』などで知られる戦前からの巨匠、内田吐夢。主演は三國連太郎、共演に伴淳三郎、高倉健、左幸子。最初この大作は3時間12分の作品として完成していたが、東映・・・
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山田洋次監督「幸福の黄色いハンカチ」

事情を抱える寡黙な男と若者2人の道行きを、雄大な北海道を舞台に描くロードムービー。シンプルながら感動的なストーリーや出演者の好演が評価され、国内の映画賞を総なめにした名作。高倉健の渋さ、武田鉄矢の饒舌さ、桃井かおりの独特な口調を愉しむ一品。
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映画「桐島、部活やめるってよ」

後に直木賞作家となった朝井リョウが、大学時代に発表した同名小説の映画化。巧みな構成と登場人物となる高校生のリアルな描き方が、各方面で評判を読んだ作品だ。監督に吉田大八、出演は神木隆之介、東出昌弘、山本美月、松岡茉優、大後寿々花、橋本愛ほか。
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深作欣二「蒲田行進曲」

もともと戦前の松竹映画の主題曲でレコード発売されヒットした歌謡曲のタイトル。それがそのまま蒲田松竹撮影所の歌として親しまれてもいた。80年、劇作家つかこうへいがこのタイトルを付けた舞台劇を発表、それをつか自身が小説化した直木賞作品でもある。
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工藤栄一監督「十三人の刺客」

この映画は藩主暗殺を巡る集団抗争劇で、ラスト30分に及ぶリアルな肉弾戦は時代劇に新境地を開いたと言われる。藩主暗殺を命ぜられる刺客のリーダー島田新左衛門に片岡千恵蔵、島田の甥には里見浩太朗、刺客の参謀役・倉永左平太役を嵐寛寿郎が演じている。
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2大スター共演「黒部の太陽」

石原裕次郎と三船敏郎の2大スターが夢の初共演を果たし、関西電力が世紀の大事業として行った、黒部峡谷の黒部第四ダム建設工事を壮大なスケールと迫力で描いた超大作映画である。製作は石原プロモーションと三船プロダクション。監督は日活の熊井啓が務めた。
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岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」

終戦を決める8月14日の特別御前会議から翌15日の玉音放送までの24時間の裏側を、セミ・ドキュメンタリー形式で描いた大作映画。東宝創立三十五周年記念作品として企画され脚本を担当したのは橋本忍。最初予定された小林正樹に替り岡本喜八が監督した。
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市川崑監督「東京オリンピック」

政府の肝いりで進められ、1965年に公開された記録映画。その作家性の高い内容で「芸術か記録か」という論争を呼ぶが、公開されると観客動員数1950万人の大ヒットを記録する。もし単なる記録映画だったら、これだけの観客を惹き付けることは出来・・・
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映画「八甲田山」

新田次郎の小説を原作に、明治の雪中軍事訓練で210人中199人が犠牲になった歴史的山岳遭難事件を描いた映画。脚本と製作は去年の7月19日、100歳で亡くなられた名シナリオライター橋本忍。監督は “黒澤組” でチーフ助監督を務めていた森谷司郎。
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鈴木清順監督「けんかえれじい」

それまで多くの日活無国籍アクションを作ってきた鈴木清順監督が戦前の旧制中学校を舞台に、多感な若者の生き様とエネルギーの発散を豪快かつユーモラスに描く活劇青春映画。主役のキロクを演じるは当時22歳の高橋英樹、キロクの指南役スッポンに川津祐介。
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黒澤明「どん底」「悪い奴ほどよく眠る」

『蜘蛛巣城』に続いて作ったのが、57年の『どん底』である。原作はゴーリキーの同名戯曲で、社会の底辺を生きる人々の人生模様を描いた物語である。日本では新劇がこの戯曲を繰り返し上演していたが、その舞台を見て不満を感じた黒澤はこれを江戸時代・・・
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東映、戦後初期のオールスター映画「日輪」

映画スター不在の今では観ることができなくなってしまったが、かつて日本映画には“オールスター映画”というものがあった。代表的なのが『忠臣蔵』で、日本映画最盛期の1950年代には各映画会社がこうした大スター共演の豪華大作を競うように作っていた。
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