日本映画

スポンサーリンク
日本映画

黒澤明「生きものの記録」「蜘蛛巣城」

1954年、アメリカがビキニ環礁で行なった水爆実験により、日本の漁船が放射能被害を受けた“第五福竜丸事件”が起こった。それをきっかけに作られたのが54年の『ゴジラ』と55年の『生きものの記録』である。この映画では当時35歳の三船敏郎が・・・
日本映画

黒澤明「用心棒」「椿三十郎」

黒澤の独立プロダクション第二弾となる作品で、様式を排しリアルさを目指した時代劇映画だ。桑畑三十郎を名乗る正体不明の素浪人に三船敏郎、ピストル使いの卯之助を仲代達矢が演じている。撮影は『羅生門』以来の宮川一夫。マルチカメラ方式で撮影している。
日本映画

黒澤明「七人の侍」

黒澤明が精力を注いで作った最高の娯楽時代劇で、世界の監督たちにも大きな影響を与えた記念碑的作品。脚本は骨太で巧妙、鮮やかな演出とダイナミックな映像で見る者を圧倒する。そして3時間半という上映時間でも切れの良い編集で観客を少しも飽きさせない。
日本映画

川島雄三「幕末太陽伝」

『幕末太陽伝』は57年に公開された時代劇コメディで、鬼才・川島雄三監督の代表作だ。物語は幕末の品川に実在した『相模屋』を舞台に、生き生きとした人間群像劇が繰り広げられる。主役の居残り佐平次は古典落語の登場人物だが、フランキー堺がその役を・・
日本映画

黒澤明「赤ひげ」

黒澤ヒューマニズムの集大成で、デビュー作『姿三四郎』以来描いてきた師弟物語の完成形でもある。重厚感に溢れた3時間余りの大作で、江戸時代の医療施設・小石川養生所を舞台に、恵まれぬ環境に苦しむ患者に接しながら成長していく若者を描く人間ドラマだ。
日本映画

「シン・ゴジラ」ほぼノーカット版

総監督 庵野秀明、監督・特技監督 樋口真嗣、出演 長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ。最初この映画を見たときは、期待外れと違和感であまり印象は良くなかった。だが時間を置いて今回改めて鑑賞すると、それほど悪くはないと見直した。まあ偏見なしで・・
日本映画

「浮草」と宮川一夫

小津安二郎監督と組んだ唯一の作品が1959年公開の『浮草』。小津がたまたま大映で映画を撮ることになり、この顔合わせが実現することになった。主演は京マチコと中村鴈治郎で、当時26歳の若尾文子が息子役の川口浩を誘惑する女性を艶やかに演じている。
日本映画

溝口健二「雨月物語・山椒太夫・近松物語」

『羅生門』のベネチア映画祭グランプリ獲得で、大映社長の永田雅一は外国映画賞の影響力の強さを悟る。そこで既に巨匠としての名声を持っていた溝口に、賞狙いで撮らせた作品が1953年『雨月物語』だ。この作品でカメラマンをしているのが宮川一夫である。
日本映画

黒澤明「羅生門」

BSプレミアムで『三大巨匠 奇跡の名画~4Kでよみがえる黒澤 溝口 小津』という特集番組が放送。取り上げられていたのは黒澤明『羅生門』『乱』、溝口健二『雨月物語』『山椒大夫』『近松物語』、小津安二郎『浮草』の6作品と名カメラマンの宮川一夫。
日本映画

黒澤明「隠し砦の三悪人」「天国と地獄」

『隠し砦の三悪人』は黒澤映画の中でも娯楽性の高い作品で、ジョージ・ルーカス監督『スターウォーズ』に大きなインスピレーションを与えた映画として知られている。黒澤自身が戦時中に作った『虎の尾を踏む男たち』をスケールアップしたような作品で、・・・
スポンサーリンク