映画作品

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日本映画

黒澤明「赤ひげ」

黒澤ヒューマニズムの集大成で、デビュー作『姿三四郎』以来描いてきた師弟物語の完成形でもある。重厚感に溢れた3時間余りの大作で、江戸時代の医療施設・小石川養生所を舞台に、恵まれぬ環境に苦しむ患者に接しながら成長していく若者を描く人間ドラマだ。
外国映画

ギレルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター」

メキシコの映画監督ギレルモ・デル・トロが、半漁人と言葉を喋れない女性との純愛を描くディープで切ないファンタジーである。もっとも半漁人をモチーフとしたこの水棲生物は凶暴な怪物ではなく、アマゾンで神と崇められる誇り高い生き物だ。デル・トロの・・
外国映画

フランシス・フォード・コッポラ「地獄の黙示録」

ジョセフ・コンラッドの『闇の奥』を原作としてベトナム戦争に舞台を移し、人間の闇と戦場の狂気を浮かび上がらせようとした意欲作。映画全編に渉ってコッポラ独特の映像美で彩られており、叙情詩的なものを感じさせる戦争映画だ。主演はマーティン・シーン。
外国映画

デヴィッド・リーン「ドクトル・ジバゴ」

ソビエトの同名小説をイギリスのデヴィッド・リーン監督が映画化。シベリアの厳しい自然を背景に、ロシア革命という時代に翻弄される人々を細やかに描き出した大作文芸ドラマ。主演はオマー・シャリフ、ヒロインのラーラを演じるのはジュリー・クリスティー。
外国映画

ホラー映画「エスター」この娘、どこか変だ。

宣伝ポスターに描かれる少女エスターが既に不気味だが、内容も腹にズシンと来るサイコホラー映画だ。3人目の子供を流産したというショックを払拭するため、コールマン夫婦は養子を迎えようとする。その夫婦が孤児院で出会ったのが、聡明で大人の雰囲気・・・
外国映画

デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」

監督はハリウッドの若き才人、デイミアン・チャゼル、主演は『ブレードランナー2049』など最近の活躍が目覚ましいライアン・ゴズリング。映画の内容は、ショウビジネスの街ロサンゼルスで夢を持つ男女が出会い、やがて惹かれ合うという恋愛ミュージカル。
外国映画

キューブリックの「シャイニング」

冬山のホテルを舞台に閉ざされた場所で起こる超自然現象を、キューブリックが独自の映像とセンスで描いている。精神に異常をきたし斧を持って妻子を追いかけ回すジャック・ニコルソンの演技が話題となった。原作はモダンホラーの第一人者スティーブ・キング。
外国映画

キューブリックの「バリー・リンドン」

18世紀のヨーロッパを舞台に青年の野望と没落を描く物語で、主演は70年公開の『ある愛の詩』で一躍スターとなったライアン・オニールが務めている。自宅のサッカレー全集に目を通したキューブリックは、彼の代表作『虚栄の市』を映画化しようと考たが・・
外国映画

キューブリックの「時計じかけのオレンジ」

近未来のロンドンを舞台に退廃的バイオレンスと国家統制の不条理さをビジュアルにより刺激的に描いた作品である。『博士の異常な愛情』『2001年宇宙の旅』と並び、キューブリックのSF3部作と呼ばれることもある。ちなみに“時計じかけのオレンジ”・・
外国映画

キューブリックの「博士の異常な愛情」

東西冷戦真っ只中の世界情勢を背景にしたブラック・コメディー。核戦争の恐怖が現実的だった時代の危機的雰囲気を受け、米ソ冷戦の危うさや愚かさを喜劇的に描く、キューブリックの反戦作品。ピーター・セラーズが、ストレンジラブ博士など三役を演じている。
外国映画

ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

このシリーズを通して作られたのが、核戦争で現出した荒涼とした近未来という世界だ。映画では最新のVFX技術で荒涼とした世界をリアルに描き出し、常識外れのカーアクションが全編通じて繰り広げられる。アクション描写の8割が、実写撮影というのが凄い。
外国映画

「ブレードランナー」ファイナル・カット

リドリー・スコット監督のオリジナル作品は、世界中に熱狂的なファンを持つカルトムービー。内容は近未来を舞台にしたハードボイルド、またはフィルム・ノワールと言うべき作品で、その中に哲学的・宗教的な味わいも含ませている。主演はハリソン・フォード。
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