映画作品

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日本映画

小林正樹監督「人間の条件」

戦後150万部のベストセラーとなった五味川純平の同名小説を映画化した反戦大作。”にんじんくらぶ”社長の若槻繁が、小林正樹監督とともに前後3年間を費やし、全3作(6部構成)9時間31分にも及ぶ未曾有の長編作品を作り上げた。仲代達矢の出世作品。
外国映画

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー「恐怖の報酬」

中南米に流れてきた男たちが危険なニトログリセリンを運ぶ恐怖と緊張の道行きを、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督が人間ドラマを交えて描いたサスペンス映画の傑作。山の中の悪路を走るトラックがいつ爆発するかというスリルと恐怖は圧倒的で、この・・・
外国映画

セルゲイ・M・エイゼンシュテイン「戦艦ポチョムキン」

当時27歳の才気溢れる監督、セルゲイ・ミハイロビッチ・エイゼンシュテインが、自身のモンタージュ理論を実践してつくりあげた歴史的なプロパガンダ実験作品。この映画が後世に与えた影響は計り知れず、ことに「オデッサ階段」の有名な虐殺シーンは、・・・
日本映画

日本初の総天然色映画「カルメン故郷に帰る」

日本で最初の国産長編カラー作品。監督を務めたのは、戦後の映画界で黒澤明と並ぶ両輪と呼ばれた名匠・木下惠介。陽気なストリッパー “カルメン” の里帰りが呼び起こす大騒動が、雄大な浅間山麓を舞台に繰り広げられる喜劇映画で批評・興行ともに成功した。
日本映画

溝口健二「西鶴一代女」

井原西鶴の『好色一代女』をもとに、数奇な運命に弄ばれながら逞しく生きる女性の半生を、元禄時代に舞台をおいて描いた物語。溝口監督はこれを女の本性を探るという視点から再構成し、依田義賢の脚色でまったく別の「一代女」を撮りあげた。主演は田中絹代。
外国映画

アンジェイ・ワイダ監督「灰とダイヤモンド」

ポーランドの作家イェジ・アンジェイェフスキが、48年に発表した小説を映画化した作品。この前年、『地下水道』(カンヌ国際映画祭・批評家連盟賞を受賞)でセンセーショナルに登場したポーランドの社会派監督アンジェイ・ワイダが、続けて放った問題作だ。
日本映画

成瀬巳喜男監督「浮雲」

女性映画の名手と呼ばれた成瀬巳喜男監督の代表作。成瀬と同じく市井の人々を映画に描いてきた巨匠小津安二郎をして「オレにはできないシャシンだ」と言わせた傑作だ。主人公・幸田ゆき子を高峯秀子、不倫相手の優柔不断な男・富岡謙吉を森雅之が演じている。
外国映画

映画「風と共に去りぬ」

マーガレット・ミッチェルのベストセラー小説を映画化したアメリカ南北戦争時代のメロドラマ大河。総製作費600万ドル、当時としては画期的な全編テクニカラーで撮影され上映時間も3時間40分余りに及ぶハリウッド超大作である。主演ヴィヴィアン・リー。
外国映画

ジャン = リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」

フランソワ・トリュフォーの原案をもとにクロード・シャブロルが技術協力、これまでの映画の常識や文法といったものをことごとく破壊しつつ、映画の可能性を無限に追求していくジャン = リュック・ゴダールの長編デビュー作であり、彼がその名を広める・・
外国映画

サム・ペキンパー「ワイルドバンチ」

西部開拓史上最強の強盗団、ワイルドバンチを主役に、滅びの美学を凄絶なヴァイオレンスで描いた異色の西部劇。65年の『ダンディ少佐』以来4年ぶりにメガホンを取ったサム・ペキンパー監督が、渾身の思いでつくった代表作だ。ウィリアム・ホールデン主演。
外国映画

ヴィットリオ・デ・シーカ「自転車泥棒」

戦後イタリアのネオリアリズモ(新現実主義)映画が生んだ不朽の名作。父と幼い息子が盗まれた自転車を探すというシンプルなストーリーだが、物語に漂う真実味が観客の心を打つ。デ・シーカ監督は撮影のすべてに実景を用い、狭い室内にカメラを持ち込んで・・
外国映画

チャールズ・チャップリン「街の灯」

“喜劇王” と呼ばれたチャールズ・チャプリンが主演・監督・脚本・製作・編集を務めた、哀愁あふれる喜劇映画の傑作。前作『サーカス』から3年間もの紆余曲折を経て、チャップリンが完成させた作品である。この頃サイレント映画はほとんど作られなく・・・
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