年頭のブレイク芸人発掘番組
今年で12回目となる年頭のブレイク芸人発掘番組、『ぐるナイおもしろ荘2023』。今回は967組がオーディションに参加、その中から選ばれた10組がネタを披露した。
去年は1位を獲得した【ゆめちゃん】がややブレイクに終わるも、「令和の安田大サーカス」こと【ぱーてぃーちゃん】が予想以上の活躍。一昨年出場の 【やすこ】と【エルフ】は、今やバラエティに欠かせない売れっ子だ。
その一方、2021年の1位を獲得した【ダイヤモンド】は、去年の『M-1グランプリ』決勝大会への出場を果すも大スベリの最下位。ブレイクへの道は険しそうだ。
【ひつじねいり】 結成4年目の漫才コンビ、お題は「たこ焼き」。キャラも技術もしっかり作り上げた正統派漫才で、トップバッターの役割を果した
【宮武ぜんた】 「やすこの師匠」を自称する芸歴9年のピン芸人。お題は「近道しよう」のリズムネタ、絶叫「ファー」からの「とうちゃく～」がなんかクセになる。3位を獲得。
【まんざらでもねぇ】 結成5年目の兄弟コンビ。「保安検査場」をお題としたマジックコントを披露、お笑いと本格手品をミックスしたネタが目新しい。
【喫茶ムーン】 結成歴3年の男女コンビ。「消しゴムのおまじない」をお題としたコントを披露、「キモオタ男子」キャラの阿部南斗が良い味を醸し出している。
【ちゃんぴおんず】 結成1年目のピンク衣装コンビ。「ちょんてすんなよ」の心地よいリズムネタが秀逸で、みごと1位を獲得。
【竹田こもちこんぶ】 4人の子供を持つ主婦芸人。子育て奮闘記を題材にした「子供に気をつけて」のネタを、高い表現力による顔芸で笑わせた。
【マードック】 コンビ歴3年のコンビは、「バレンタインチョコ」を題材とした漫才を披露。チェリーボーイキャラのボケ担当は、「山本龍」のなんともクールな本名。そのギャップが笑わせる。
【ナイチンゲールダンス】 結成歴5年目の漫才コンビ。「セレクトショップ」をお題にした漫才を披露。リズム良く進むネタがしっかりしていて、かなり面白かった。2位を獲得。
【YELLOW ww】 結成歴2年の25歳コンビ。「俺たち健康」のリズムネタで楽しませるも、中途半端なキャラ作りが空回り気味か。
【元祖いちごちゃん】 コンビ歴8年の漫才コンビ。「イルカショー」をお題としたキモキャラ漫才で勝負するが、指先を舐めるのはちょっと不快かも。
〈体パーツ芸メドレー〉 未来土偶よしき「逆立ちで牛乳吸い上げ」、サク。「鎖骨でカエルの歌を輪唱」、久保遙「アナコンダゲーム」、おちもり森「背中の感度でビー玉を数える」、シャルロット「防犯ブザーの音を腹で消す」の5組が登場。犯則疑惑を残しながら、最も笑いを取った【おちもり森】が1位を獲得。
コメント