「FOOT × BRAIN」川崎フロンターレ

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26日放送のテレ東『FOOT × BRAIN』は、今年J1史上最速優勝を果たした川崎フロンターレの特集。チームを指揮した鬼木達監督を中心に、その強さを徹底解剖しようという内容。

最速優勝だけではなく、最多得点(88点)、最多勝点(83)も記録。さらにJ1新記録となる12連勝を飾るなど、無類の強さを発揮した川崎フロンターレ。そんなJ最強チームを率いたのが、今シーズンで4年目となる鬼木 達(とおる)監督だ。

監督へ就任就任した2017年にフロンターレを悲願のJ1初優勝に導くと、翌18年はリーグ2連覇、19年にはルヴァンカップ初制覇し、今年も圧倒的な強さでリーグ優勝を達成。いまやJリーグを代表する監督と言っていいだろう。



“プレーへの要求の高さと入念な準備” 、というのが鬼木監督の常勝軍団をつくりあげる姿勢。そして「勝つサッカーと魅了するサッカーの両立」という哲学を掲げる鬼木監督が、チームと選手たちに科した3つの決めごとが、【勝利の三原則】だ。

【勝利の三原則】その壱は、〈 1試合3得点 〉。2019シーズン、フロンターレの1試合平均は1.68点。昨年のチャンピオン横浜F・Mも平均2.0点程度で、1試合3点を続けるのはまさに至難の技である。それでも鬼木監督は「勝ちきるにはやはり3点が必要。チームも選手も点を獲りに行くことに拘りがある」と、強気の姿勢を崩さない。

結果、今シーズンの34試合中19試合で3得点以上を記録、半分を超すゲームで目標を達成する。シーズンの総得点も88得点(1試合平均2.6点)にのぼり、2位ガンバ大阪の46得点(平均1.3点)をぶっちぎり、最多得点記録として歴史を刻んだ。

さらにフロンターレが素晴らしいのは、特定の選手に得点を頼っていないところ。小林悠が14、L・ダミアンが13、三笘薫が13、家長昭博が11と、前線の選手がまんべんなく活躍。チーム一丸で得点力の高さを見せた。

【勝利の三原則】その弐は、〈 スタメンは固定しない 〉。「選手のパフォーマンスを見て先発を決める」という鬼木監督、今季2試合連続で同じスタメンになったのは3試合のみ。コロナ禍による過密日程を見据えた総力戦で結果を出した。

スタメンを固定しない起用法の難しさについては「気持ちの持ちようについては、選手はやるかやらないか。うちの選手は、やるということをはっきり示してくれる」と自信を持って語る。「替えたからどうのこうのではなく、次の試合に必要であれば絶対起用する」の方針が、選手に緊張感とやる気を与えているようだ。

【勝利の三原則】その弐は、〈 交代枠を使い切る 〉。過密日程で選手の負担を減らすため、今シーズンは交代枠が3つから5つに増やされた。ほとんどの試合で5人の交代枠を使い切った鬼木監督は「お客さんに色々な選手を見て貰いながら、勝つ」と信念を述べる。

その積極的な交代策が当たってブレイクを果たしたのが、ルーキーの三笘 薫選手だ。後半出場のスーパーサブとして大活躍、13得点12アシストの記録で優勝に貢献、新人ながらベストイレブンにも選ばれた。

活躍の理由を「初めて経験した左ウィングのポジションで、自分のドリブルやスルーパスの特徴を活かせた」と自身で語る三笘選手。鬼木監督はより得点力のあるチームを目指し、システムを去年の4-2-3-1から4-3-3に変更、サイド攻撃に重点を置く布陣を敷いた。そのことが三笘選手のブレイクに繋がった。

彼のプレースタイルと人間性を象徴すシーンが、リーグ戦第30節の横浜F・マリノス戦。自陣Pエリア前でボールを受けた三笘選手は、左サイドを一気にドリブルで駆け上がり、相手ゴール付近でDFを引きつけてスルーパス、小林選手のゴールをアシストした。三笘選手のアグレッシブさと、チームワーク精神を現わす場面だ。

そして今シーズンはチームのレジェンド、中村憲剛選手が現役を引退。鬼木監督が中村選手の引退を聞いたのは、10月31日に行われたFC東京戦の直前だったそうだ。中村選手はFC東京戦で途中出場、1-1で迎えた後半の29分、J1の連勝記録を打ち立てる決勝点をマークした。アシストしたのは三笘選手、そしてこれが中村選手の現役最後のゴールとなった。

番組の最期、どのようなチームを目指すのかの問いに「サッカーの魅力を伝え続けられるチームでありたい」と答える鬼木監督。あと残すのは、1月1日に新国立競技場で行われるガンバ大阪との天皇杯決勝。今年1年の厄災を吹き飛ばすような好勝負を期待したい。

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