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ヴィッセル神戸 J1初優勝

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13日にJ1リーグ第節の試合が行なわれ、首位のヴィッセル神戸が名古屋グランパスに2-1の勝利。最終節の1試合を残し、悲願のJ1初優勝を飾った。

1差で追う2位の横浜FMが前日に新潟と引き分け、この試合で勝利すれば優勝が決る神戸。ホームのノエビアスタジアム神戸には、歴史的瞬間を期待する25,000人の観客が戦況を見つめる。

試合は前半12分、大迫勇也の身体を張ったパスから出井遥也が右ポストを叩いてのゴール。早くも先制点を奪った神戸は、ゲームの主導権を握った。

さらにその2分後、佐々木大樹のパスを受けた大迫が中央へ狙い澄ましたクロス。それを武藤嘉紀が右足で合わせ、貴重な追加点を叩き出す。だが30分にはGK前川黛也のキックを跳ね返され、そこからキャスパー・ユンカーの抜け出しを許して失点。2-1のスコアでハーフタイムを折り返す。

後半の58分、神戸は先制点の出井に代えてキャプテンの山口蛍を投入。怪我をおしてピッチに立った山口は、気迫溢れるプレーで相手の前に立ちはだかった。またベテランの酒井高徳と扇原貴宏も熟練の守りでピンチを未然に防ぎ、名古屋の反撃を許さず2-1の勝利。ホームのサポーターの前でJ1初優勝を決めた神戸の選手たちは、涙とともに喜びを爆発させた。

ヴィッセル神戸が発足した95年には、阪神淡路大震災に遭遇するという困難な船出を強いられ、その後も大株主ダイエーの撤退や2度のJ2降格などクラブは苦難の連続。98年は経営破綻によりチーム消滅の危機も迎える。

それでも04年から楽天グループの三木谷会長がクラブの経営に乗りだし、イニエスタやポドルスキーなど外国大物選手を獲得して19年には天皇杯に初優勝。そのイニエスタは今季途中にクラブを去るも、チーム創設29年目の神戸が、天皇杯に続くビッグタイトル獲得となった。

これでAFCチャンピオンズリーグへの出場権を得た神戸は、新たな目標に向けて歩みを進める。

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