日本映画

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小林正樹監督「切腹」

昭和37年公開の松竹映画『切腹』は、滝口康彦の小説『異聞浪人記』をもとに製作された重厚な時代劇。カンヌ国際映画祭では審査員特別賞を受賞した。脚本は橋本忍、音楽は武満徹、撮影は宮島義勇。出演者には仲代達矢、三國連太郎、丹波哲郎、岩下志麻など。
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深作欣二監督「仁義なき戦い」

飯干晃一の同名ノンフィクション小説を原作に、戦後もっとも激しい抗争が繰り広げられた広島ヤクザ戦争の始まりを、有象無象の人間たちのドラマとして昇華して描いた、深作欣二監督による実録ヤクザ映画。時代劇的な様式美を打ち出し、人気を得た東映の・・・
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森田芳光監督「家族ゲーム」

1983年公開の『家族ゲーム』は、本間洋右の同名小説を原作に現代の家族のありようを、軽妙ながら醒めた視点で見据えた異色のホームドラマ。高校受験を控えたいじめられっ子の次男に、どこか風変わりな男が家庭教師として雇われたことから巻き起こる・・・
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83年の大ヒット映画「南極物語」

南極に残されたカラフト犬・タロとジロの2頭が、1年間を生き延びて南極観測隊員と再会するという、実話をもとにした感動の動物映画。フジテレビ、学研研究社、蔵原プロダクションの共同製作でつくられ、日本ヘラルドと東宝が配給を担当。フジサンケイ・・・
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小津安二郎監督「晩春」

昭和24年公開『晩春』は、小津芸術の戦後のターニングポイントとなった作品。広津和郎の小説『父と娘』をもとに、完璧な “小津世界” を生み出した。戦後のスランプに陥っていた小津監督が、独自の形式美によるスタイルを確立した。主演は原節子と笠智衆。
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黒澤明監督「生きる」

『羅生門』、『七人の侍』と並ぶ黒澤監督の代表作にして、日本映画黄金期に生まれた黒澤ヒューマニズム映画の最高傑作。橋本、小国との共同脚本による構成の妙、主演・志村喬の熱演、風俗描写の圧倒的な厚み、メッセージの力強さで映画史に残る名画となった。
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原一男監督「ゆきゆきて、神軍」

「神軍平等兵」を名乗る過激な運動家・奥崎謙三が、太平洋戦争中に起きた事件を巡り、関係者を一人一人訪ね歩いて、その責任を執拗に問い詰めていく様を追ったドキュメンタリー作品。監督は『全身小説家』の原一男、最初企画は今村昌平監督に持ち込まれた・・
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今村昌平「復讐するは我にあり」

佐木隆三の同名実録小説を原作に、今村昌平監督が三年に及ぶ取材調査を経て描く問題作。連続殺人犯の生い立ちや女性遍歴、そして父親との相克などを通して、人間のすさまじき業の深さに肉薄していく。出演は緒形拳、三國連太郎、倍賞美智子、小川真由美など。
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小林正樹監督「人間の条件」

戦後150万部のベストセラーとなった五味川純平の同名小説を映画化した反戦大作。”にんじんくらぶ”社長の若槻繁が、小林正樹監督とともに前後3年間を費やし、全3作(6部構成)9時間31分にも及ぶ未曾有の長編作品を作り上げた。仲代達矢の出世作品。
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日本初の総天然色映画「カルメン故郷に帰る」

日本で最初の国産長編カラー作品。監督を務めたのは、戦後の映画界で黒澤明と並ぶ両輪と呼ばれた名匠・木下惠介。陽気なストリッパー “カルメン” の里帰りが呼び起こす大騒動が、雄大な浅間山麓を舞台に繰り広げられる喜劇映画で批評・興行ともに成功した。
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溝口健二「西鶴一代女」

井原西鶴の『好色一代女』をもとに、数奇な運命に弄ばれながら逞しく生きる女性の半生を、元禄時代に舞台をおいて描いた物語。溝口監督はこれを女の本性を探るという視点から再構成し、依田義賢の脚色でまったく別の「一代女」を撮りあげた。主演は田中絹代。
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成瀬巳喜男監督「浮雲」

女性映画の名手と呼ばれた成瀬巳喜男監督の代表作。成瀬と同じく市井の人々を映画に描いてきた巨匠小津安二郎をして「オレにはできないシャシンだ」と言わせた傑作だ。主人公・幸田ゆき子を高峯秀子、不倫相手の優柔不断な男・富岡謙吉を森雅之が演じている。
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