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「サッカーの園 ~究極のワンプレー~」サイドバック

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長友選手の “相手を圧倒するスピード”

究極のワンプレーを紹介するBS1『サッカーの園』、今回のテーマは【サイドバック】。守備や攻撃参加に加え、近年ではビルドアップやゲームメークも担う重要なポジションだ。

スタジオゲストは準レギュラーの中澤佑二さんと、今回初登場となった元日本代表右SBの加地亮さん。そしてアーセナルフリークで知られるサッカー女子、笹木かおりさんも初参加。攻守の鍵となるサイドバックを語り尽くす。

まずは現日本代表、不動の左SB長友佑都選手を紹介。ゲストの加地さんは、「1対1の強さ、そしてオーバーラップの時のスピードの緩急が素晴らしい」と長友選手を評価。

「超人ハルク」の異名を持つ元東京ヴェルディのフッキ選手も、Jリーグ時代にマッチアップした長友選手を、「あいつはかなりウザかった。常にくっついてきて挑んできたのを覚えている」と振り返る。

そして日本代表の元同僚、田中マルクス闘莉王が挙げる【究極のワンプレー】は、11年のアジアカップ・韓国戦。香川から本田へとボールが渡る間に左サイドをオーバーラップ。一気の加速と絶妙なタイミングで中に切れ込み、前田のゴールに繋げた場面だ。

というわけで、攻守で相手を “圧倒するスピード” を武器とする長友選手が最初のエントリーとなった。

駒野選手の “FWに優しいピンポイントクロス” 

ゲストの加地さんが推薦するのは、現在J3・FC今治でプレーする元日本代表の駒野友一選手。その1番の武器が、両足から放つ精度の高いクロス。

駒野選手が参考にしたプレーヤーが、イングランドのデヴィッド・ベッカム。飛び込んでくるFWにドンピシャで合わせる彼の美しいクロスに憧れ、その蹴り方を真似て練習を重ねたそうだ。

そして駒野選手自身が選ぶ【究極のワンプレー】は、磐田時代の2011年に対柏レイソル戦で、前田の左足ダイレクトシュートを呼び込んだピンポイントクロス。

FWの思い描く軌道どおりのクロスを蹴ることができるのが駒野選手。それによってFWはボールを合わせやすくなり、またキーパーの出られない絶妙のスペースに落とすことによってゴールの確率も高まるのだ。この “FWに優しいピンポイントクロス” が2つめのエントリー。

「クイズの園」のコーナー

続いては恒例となった「クイズの園」。今回はSBにまつわる出題を、ゲストに前園さんを加えた4人がフリップで回答。

第1問は、Q「日本代表の最少年出場記録を持つSBは?」の出題。すぐに清水エスパルス(98年当時)・市川大祐選手の名前がひらめき「これはイージー」と思ったが、正解したのは加地さんだけでした。

第2問は、Q「Jリーグで唯一MVP獲得のSBは?」の出題。これも簡単、三都主アレッサンドロの名前が思い浮かんだが、正解は中澤さんの挙げた鹿島・ジョルジーニョ(96年受賞)。

「あれっ?」と思って調べたら、99年に三都主が最年少でMVPを獲得したときは左MFだったのね。それにしても前園さんの「モネール」って回答、ボケとしてどうなの?

第3問は、Q「Jリーグのイエローカード第1号となったのは?」の出題。こりゃ、どう考えてもあの人しかいないでしょ、と思ったらやっぱり都並敏史さん。でも正解できたのは、なんと1番若い笹木かおりさんだけでした。

と言うことで、ジョルジーニョの「世界を制したクロス」と都並さんの「カニバサミタックル」も3番目と4番目のエントリーに選ばれました。

加地さんの “絶妙のオーバーラップ”

5番目のエントリーは、スタジオゲストの加地亮さん。その持ち味は「豊富な運動量と積極果敢なオーバーラップ」にあると中澤さんが説明。やはり印象に強いのは06年W杯・クロアチア戦、鋭い切り込みから加地さんが送った絶好のクロスを、柳沢選手が「QBK」で外した場面だろう。

自身のオーバーラップを将棋の香車に例える加地さんの【究極のワンプレー】は、05年コンフェデレーションズカップ、日本対ブラジル戦。大外を香車のように駆け上がり、最期はボックスの内側に入ってゴール。

判定はオフサイドとなってしまったが、これが自分自身でも一番のオーバーラップだったと語る加地さん。中田、中村、柳沢、小笠原と展開したパスの流れが見えての、“絶妙のオーバーラップ” から生まれたシュートだったと熱く解説。

松原選手の “偽サイドバック”

最後に中澤さんが紹介するのは、「偽サイドバック」として活躍する横浜F・マリノスの右SB松原健選手。守備の時にはサイドに位置しながら、攻撃の時には中に入り中盤の組み立てを行うという最新型のSB。

パス&ムーブで素早く中央に入り、相手の守備を撹乱。またこぼれ球を予測し、絶妙なポジショニングからゴールも狙う。まさに現代サッカー即したSBの新しいスタイルだ。

その【究極のワンプレー】が、今シーズンの対柏レイソル戦。まず右サイドから松原が大きくサイドチェンジ、休まず中央に上がって仲川のパスからミドルシュートを決めた場面。

相手を混乱させる松原選手の “偽サイドバック” が、6番目のエントリーとなった。

 

この6つのエントリーの中から選定委員長の前園さんが選んだ【究極のワンプレー】は、松原健選手。今回は珍しく、ゲスト加地さんへの忖度がないという結果になりました。

トリで「サイドバックとは?」と尋ねられた加地さんは「飛車です」としれっと回答。“香車” からいつの間にかグレードアップさせるとは、その軽さが忖度されなかった理由なんだろうね。

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