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オスカー受賞の衣装デザイナー、ワダ エミさん死去

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『乱』で米アカデミー賞を受賞

黒澤明監督の映画『乱』で米アカデミー賞・衣装デザイン賞を受賞するなど、世界的に活躍した衣装デザイナーのワダ エミさんが、13日に死去した。享年84歳、葬儀は近親者で行なわれたとのこと。

ワダさんの本名は和田恵美子、1937年(昭和12年)生まれの京都市出身。同志社女子中学校・高等学校を経て、京都市立美術大(現、京都市立芸術大)に入学する。

西洋画科在学中の20歳のとき、NHKのドラマ演出家・和田勉さんと知り合い結婚。夫の演出する舞台『蒼い火』の衣装を担当してから、卒業後デザイナーの道に進んだ。

幅広い活躍

日本映画の衣装デザインを多く手がけ、85年の黒澤作品『乱』では、糸を染め生地を織ることから衣装を作り上げ、伝統の中にも斬新さを加えたデザインで86年の米アカデミー賞を受賞。それからは中国やヨーローパに活躍の舞台を広げた。

以降、『利休』(89年、勅使河原監督)、『プロスペローの本』(95年、ピーター・グリーナウェイ監督)、『宋家の三姉妹』(97年、メイベル・チャン監督)、『御法度』(99年、大島渚監督)『HERO』(03年、張 芸謀監督)といった映画のほか、国内外の舞台やオペラの衣装も手がけるなど幅広く活躍した。

93年にはアメリカのエミー賞を受賞、07年には女性初となる織部賞のグランプリに輝いている。

19年には『ある船頭の話』(オダギリジョー監督)、20年には中国映画『第一炉香』(アン・ホイ監督)を担当するなど、最近まで第一線で精力的に仕事を続けていたそうだ。

 

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