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岩渕真奈が現役引退を発表

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11年女子ワールドカップ優勝メンバー

サッカー女子元日本代表FWで11年女子W杯優勝のメンバーだった岩渕真奈(30)が1日、自身のSNSで現役を引退することを発表した。

SMSでは「プロサッカー選手を引退することに決めました」と投稿。「自分のサッカー人生が大大大好きでした。本当にありがとうございました」と思いをつづった。

今月8日には会見を行い、引退のいきさつやこれからの活動予定についても語られるようだ。

なでしこに現れた天才少女

岩渕さんは1993年生まれの東京都武蔵野市出身。小2で兄の所属するジュニアクラブに入団し、中学校進学とともに日テレベレーザの下部組織入り。07年10月には14歳でなでしこリーグの浦和レッズレディース戦に出場する。

08年には正式にトップチームに登録され、15歳でリーグ新人賞を受賞。このあと日テレでは3度のリーグ優勝と2度の皇后杯優勝を経験する。岩渕選手は小さい頃より天才少女と呼ばれ、巧みなドリブルから “マナドーナ” の愛称で注目された。

各年代の代表でも早くから活躍。07年にU-16代表としてアジア女子選手権準優勝に貢献すると、08年のU-17女子ワールドカップに出場。日本は準々決勝敗退となったものの、岩渕選手は3試合2ゴールの活躍。その卓越したドルブルスキルが注目を浴び、ゴールデンボール賞(大会MVP)を受賞。アジア年間最優秀女子ユース賞にも輝く。

09年にはU-19アジア女子選手権に出場。4得点を挙げて日本を優勝に導き、大会得点王と大会MVPを獲得。その活躍により、翌2010年には16歳でなでしこジャパンに選出。2月に行なわれた東アジア選手権の中国戦でデビューを飾ると、その5日後の台湾戦で初ゴールを記録。11年女子W杯ドイツ大会では、18歳の最年少でメンバーに選ばれる。

11年女子W杯では準々決勝のドイツ戦と決勝のアメリカ戦で途中出場し、なでしこジャパンの初優勝に寄与。次世代を担う若きエース候補として期待された。

怪我との闘い

このあと12年のロンドン五輪銀メダルと15年カナダW杯の準優勝に貢献。16年のリオ五輪アジア予選で日本が敗退を喫すると、澤穂希など多くの主力メンバーが代表を引退。岩渕はDFの熊谷紗希とともに、なでしこの中心選手としてチームを引っ張る存在となった。

2012年からは海外へ挑戦し、ドイツのホッフェンハイムやバイエルン・ミュンヘンでプレー。しかしこの頃からたび重なる怪我に苦しむようになり、17年にはINAC神戸に移籍して日本へ復帰する。

18年のアジアカップでは日本を大会2連覇に導く活躍でMVP。19年W杯フランス大会での活躍が期待されたが、精彩を欠くなでしこジャパンはベスト16敗退。岩渕のゴールもスコットランド戦の1点にどとまった。

21年には10番を背負って東京五輪に出場するも、地元の利を生かせずベスト8敗退。岩渕の得点はPKによる1点だけだったが、多くのチャンスをつくって一人気を吐いた。

21年からはイングランドのアストンビラやアーセナルなどでプレーするが、慢性化した故障を抱えて出場機会は減少した。そのためか23年女子W杯メンバーからは外れ、レンタルで所属していたトッテナムも退団。現在はフリーの身だった。

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