ゴルフ5レディース　19歳櫻井心那が今季3勝目

JLPGAツアー・ゴルフ5レディースの最終日が3日にゴルフ5カントリー美唄コース（北海道）で行なわれ、「ダイヤモンド世代」の19歳、櫻井心那ここな選手が逆転優勝。ツアー史上3人目となる10代での3勝目を挙げた。

8アンダー首位の鈴木愛選手とは1打差の2位でスタートした櫻井選手。持ち前の飛距離を活かして前半2つのバーディーを奪い、9番でボギーを叩くも上位をキープしたままアウトを折り返す。

インの12番でバーディーとして9アンダーとするが、全体的にスコアの動きが少ない中、小祝さくらや山下美夢有といった実力者が首位争いに絡み、優勝戦線は大混戦となる。

ゲームは先に山下選手が9アンダーでホールアウトし、同スコアで追う櫻井、小祝ら最終組の結果待ち。そして最終18番では、櫻井選手が第2打残り124ヤードをピン左2ｍにベタピン。長いバーディパットを残した小祝選手がカップを外すと、櫻井選手は逆転優勝の懸かったウィンニングパットを、ど真ん中から沈めて勝負を決めた。

これで櫻井は7月の資生堂レディスオープン、楽天スーパーレディースに続く今季3勝目。1988年のツアー制度施行以降、10代での通算3勝目は宮里藍、畑岡奈佐に続く史上3人目の快挙となった。

櫻井選手はこのほかにも下部ツアー5勝、台湾ツアー1勝を挙げており、これがプロ通算9勝目。「ダイアモンド世代」（他に川崎春花選手、神谷そら選手、尾関彩美悠あみゅう選手ら）の若き旗手が、来週の日本女子プロ選手権で初のメジャー制覇を狙う。