ラグビーW杯、予選プールD・日本の第2戦が18日に行なわれ、前大会準優勝のイングランドに善戦するも12-34の敗戦。ノートライに終わり勝点を重ねることができなかった。
日本はキャプテンの姫野和樹が戦線復帰。好調の松田力也が1本を失敗したジョージ・フォードを上回るペナルティーゴールを重ね、6-3のリードで進んだ前半の24分、日本ボールラインアウトからのミスでイングランドに初トライ。このコンバージョンも決められ、6-10と逆転を許す。
それでも31分には、松田がこの日3本目のペナルティを決めて1点差。その後イングランドの攻撃を粘り強く凌ぐも、前半終了直前にペナルティを与え、9-13とリードを広げられて折り返す。
後半も一進一退の攻防が続き、54分には松田が正面のコンバージョンキックを決めて再び1点差。追撃態勢に入ったかと思えた日本だが、直後の55分、パスの乱れからイングランドPRジョン・マーラーの頭に当たったボールがノックオンとならず、TMO判定でトライが認められるという不覚の失点。思わぬアクシデントで日本の勢いに水を差されてしまう。
57分には堀江翔太の繋ぎから松島幸太郎がスペースに抜け出すが、イングランドのタックルに止められてトライならず。そのあとディラン・ライリーも果敢な突破でトライを狙うも、ノックオンのミスによりチャンスを逃してしまった。
それでも必死に食らいついてで形勢逆転を狙う日本だが、65分にはスクラムの場面からスペースの空いた逆サイドに展開されトライ。終了直前の80分にもこの日4本目のトライを許し、イングランドにボーナスポイントを与える12-34の敗戦を喫する。
小さなミスが続いて点差こそ広がってしまったが、ゴールキックやスクラム、最終ラインでの攻防戦では互角以上に渡り合い、強豪イングランドを苦しめたのは収穫。次戦の29日、サモア戦での勝利が期待される。
コメント