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ラグビーW杯 準決勝

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オールブラックス恒例の儀式「ハカ」

いよいよ大詰めを迎えたラグビー・ワールドカップの準決勝。まず26日に行なわれたのが、前回チャンピオンニュージーランドと、ラグビーの祖国イングランドの試合。

両チームが国歌斉唱をした後、オールブラックス恒例の儀式「ハカ」が披露される。向かい合うイングランド選手はVの字の並びで、ハーフウェイラインを越え相手を挑発するような陣形。中には不敵な笑みで「ハカ」を見据える選手もいて、早くも心理戦を仕掛けてきた。

イングランドの快勝

そして試合開始の1分半、さっそくエンジン全開のイングランドは、ニュージーランドに奇襲を掛け怒濤の先制トライ、ゲームの流れを引き寄せた。そして相手の良さを消す守備で得点を許さず、イングランドは10-0で前半を折り返した。

後半に入った57分、ニューランドはラインアウトのチャンスから、相手のミスでようやく本日初トライ、コンーバジョンと合わせて7点を返す。しかしその後もイングランドの早いタックルに阻まれ、攻撃は手詰まりとなってしまった。

日本のような華麗なパスワークは無いが、迫力ある突進力で相手の反則を誘うイングランド。ターンオーバーで反撃を凌ぎ、ペナルティーゴールを重ねて19-7。イングランドは前評判を覆して2連覇中の最強王者を撃破した。

18連勝中だったニュージーランドは07年のW杯、準々決勝でフランスに敗れ以来の敗北。まさに策士、エディー・ジョーンズの作戦が嵌まった、イングランドの快勝だと言えるだろう。

南アフリカの地力

一方27日に行なわれた、南アフリカとウェールズの準決勝は拮抗した戦いとなった。双方激しい攻防の繰り返し、ペナルティーゴールで南アフリカがリードし、ウェールズが追いかけるという展開。そして9-9の同点で迎えた後半56分、南アフリカにこの試合初のトライが生まれる。

しかし反撃を試みるウェールズは、ゴールライン手前で愚直なまでの突進でトライを狙う。その結果南アフリカの反則を引き出し、そこからスクラムを選択、左にボールを展開してトライを奪い返した。コンバージョンも決まり16-16、15分を残し試合の行方は分からなくなった。

だが試合も終盤に入ると、タックルとスクラムに長けた南アフリカが優勢、終了5分間のペナルティーゴールで19-16とし、勝負を決めた。こうして来週行なわれる決勝戦は、エディー・ジョーンズのイングランドと日本を破った南アフリカの戦い。ラストも好勝負が期待できそうで楽しみだ。

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