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ラグビーワールドカップ2023 決勝

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ラグビーワールドカップ2023・フランス大会の決勝が28日にパリ郊外のサンドニで行なわれ、南アフリカがニュージランドに12-11の競り勝ち。2大会連続の優勝を飾った。

ともに4度目の優勝を狙う強豪同士の試合は、開始3分に相手ファールで南アフリカがペナルティーゴール(PG)のチャンスを獲得。SOポラードが蹴ったキックは、左ポールに当たりながらインゴール。スプリングボクスが3点を先制する。

さらに12分、WTBコルビの切り込みから南アが再びペナルティーのチャンスを得て、ポラードがやや左に引っ掛けながらもゴール。リードを6点に広げた。

直後の15分には、敵陣でアドバンテージを得たNZがCTBジョーディー・バレットのキックからトライを狙うが、味方にバウンドが合わず失敗。それでも直後のPGをSOモウンガが決め、オールブラックスが3点を返した。

26分、ニュージーランド主将のFLサム・ケインが危険なプレーで退場。ビデオ検証による「バンカーシステム」でレッドカードが出され、追いかけるオールブラックスが14人での戦いを余儀なくされる。

NZの3-12のビハインド出迎えた36分、CTBイオアネが左大外から抜け出しトライのチャンス。だが南アWTBアレンゼのタックルで寸前に防がれ、絶好のチャンスを逃してしまう。そのあとNZがPGで3点を返し、6-12のスコアでハーフタイムを折り返す。

後半立ち上がりの41分、ボーデン・バレットのキャッチミスを南ア主将FLコリシが奪いトライを狙うも、NZが必死の防御。その直後にもFBウィレムセの出したキックにアレンゼが飛び込むが、ボールを落としてしまい惜しくもトライとはならなかった。

45分には主将コリシが危険なタックルで10分間のシンビンとなり、14人同士の戦い。その52分にはNZのラインアウトから突破したSHスミスがトライを奪ったに思えたが、先にノックオンがあったとして無効。

それでも57分には、モールからの展開でB・バレットがトライ。5点を加えたNZが1点差に迫る。しかしそのコンバージョンキックをモウンガが外してしまい、逆転のチャンスを逃してしまった。

35分にはコリシがフィールドに戻るも、今度はWTBコルビがシンビンで退場。すでに残り時間10分を切っているため、最後まで14人同士の戦いは続く。NZはこれで得たペナルティーでPGを選択。しかしJ・バレットの蹴った50mのロングショットはわずかポール左に外れ、2度目の逆転機を逸した。

終盤に入って南アが必死の防戦。SHデクラークが2度の好守で、NZの前進を阻止する。そして南アが最後まで体を張ったディフェンスでオールブラックスの反撃を凌ぎ、12-11の僅差でノーサイド。スプリングボクスが2大会連続4度目の優勝を飾った。

この試合、優勝した南アフリカはノートライに終わったが、着実にPGでの得点を重ねて試合をリード。勝負どころでの2本を外したNZと、勝負の明暗を分ける結果になった。またタックル数はNZの倍近くを記録。その泥臭いまでの姿勢が、世界一の栄冠を呼び込んだ。

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