スポンサーリンク
スポンサーリンク

元イタリア代表FW ルイジ・リーバさん死去

スポンサーリンク
スポンサーリンク
カリアリのレジェンド

元イタリア代表FWのルイジ・リーバさんが、22日にカリアリの病院で死去したことがイタリアサッカー連盟から伝えられた。

リーバさんは数年前から心臓病を患っており、21日の午後には心臓発作を起こして緊急入院。血管形成の手術を施されるも、手当の甲斐なく翌日朝に息を引き取ったという。享年79歳。

名誉会長を務めるカリアリからは、「永遠なれ、ジジ(リーバの愛称)」のメッセージがSNSに投稿されている。

サルディーニャの太陽

1944年生まれの北イタリア・レッジューノ出身。早くに両親を亡くして不遇の少年時代を送るが、故郷のラベーノ(セリエC)でのプレーが認められて63年にはサルディーニャ島のカリアリ(セリエB)に移籍。ここで地方の小クラブをセリエA昇格に導き、トップリーグ1年目の67年には得点王(18ゴール)を獲得する。

68-69シーズンは20ゴールで2度目の得点王。69-70シーズンも自身3度目となる得点王(21ゴール)の活躍でチームを牽引し、カリアリに初のスクデットをもたらすという快挙を成した。

イタリアを代表するストライカーとなったリーバのもとには、ユベントスやインテル・ミラノといった強豪クラブから破格条件の獲得オファーが舞い込むが、「俺は島を離れるつもりはない」とそれを断り、生涯カリアリを貫く。チームに与えるその大きな存在感から、地元サポーターには「サルディーニャの太陽」と呼ばれ敬愛された。

イタリア代表として68年欧州選手権優勝に貢献。70年W杯ブラジル大会でもエースFWとして6試合3得点の活躍を見せ、決勝で地元ブラジルに敗れたものの、準優勝の好成績に大きな役割を果たす。

74年W杯・西ドイツ大会(グループリーグ敗退)を最後に代表を引退。代表通算35得点(42試合)は、現在でも同国歴代1位の記録である。

76年に現役を引退。引退後もサルディーニャ島にとどまり、地域のサッカー発展に尽力。19年にはカリアリの名誉会長に就任している。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました