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大相撲 元大関4代目朝潮さんが死去

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「大ちゃん」と呼ばれた人気大関

「大ちゃん」のあだ名で人気者となった大相撲の元大関、4代目朝潮の長岡末弘さんが、11月2日に東京都内の自宅で亡くなったことが、日本相撲協会から伝えられた。長岡さんは1年前に小腸癌を発症し、リハビリ生活を送っていたとのこと。享年67歳。

1955年生まれの高知県安芸郡(現・室戸市)出身。近畿大学時代にアマ横綱、学生横綱を2年連続で獲得するなど8冠に輝き、鳴り物入りで高砂部屋に入門した。

1978年春場所に幕下付け出しで初土俵を踏み、わずか4場所のスピード出世で幕内昇格。入幕2場所目で大関・貴ノ花を破り、初の敢闘賞を受賞する。

その活躍により、高砂部屋の由緒ある「朝汐太郎」の四股名しこなを襲名。82年九州場所で「朝潮」に改名した。明るい人柄と180㎏の巨体を活かした相撲で「大ちゃん」の愛称で親しまれ、同い年のライバル、千代の富士との対戦は場内を沸かせた。

幕内優勝と親方時代

その後しばらく足踏み状態が続くが、83年5月場所に念願の大関昇進。85年春場所には、13勝2分けで初の幕内優勝を果たした。

幕内在籍63場所で531勝371敗33休の成績を残し、89年初場所を最後に現役を引退。優勝1回のほか、殊勲賞10回、敢闘賞3回、技能賞1回に輝いている。

引退後の90年3月に若松部屋を継承すると、2002年2月には高砂部屋と合併。7代目高砂を襲名した。名門部屋の師匠親方として横綱・朝青龍を育てるが、たびたび問題を起こす暴れん坊弟子を抑えきれず、「管理能力不足」と批判を浴びることもあった。

日本相撲協会では理事として広報を担当。2020年11月に定年退職となるが、再雇用制度を利用し「参与」として協会に残った。

だが翌21年5月、近代の後輩で愛弟子でもある大関・朝乃山が、新型コロナウィルス感染防止ガイドライン違反により出場停止処分。自らも同様の規定違反を繰り返していたことが明らかとなり、「指導者としての資質に欠けている」として退職を余儀なくされた。

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