30年目を迎えたJ1リーグの開幕戦、川崎フロンターレとFC東京の多摩川クラシコが、18日に等々力競技場でキックオフ。リーグ3連覇を狙う川崎がFC東京を1-0で下し、白星発進した。
FC東京は複数のコロナ感染者が出る中、全国高校選手権優勝・青森山田のエース、松木玖生が先発に抜擢された。
序盤はホームの川崎が優位に試合を進めるも、前半途中からFC東京が攻め込む時間も増え、その28分、ゴール前でパスを受けた松木が強烈なミドルシュート。川崎キーパーの鄭成龍が辛うじて弾きだして得点とはならなかった。
松木はルーキーながらも物怖じしないプレーで決定機を演出するなど、攻撃の起点となって何度もチャンスをつくる。後半72分に三田啓貴と交代となったが、フィジカルでも当たり負けすること無く、逸材登場を印象づけた。
何度も決定機を迎えるFC東京だが、川崎守護神・鄭成龍の好守連発に防がれ無得点。60分にはレアンドロのFKから永井謙佑がネットを揺らすが、これはオフサイドでゴールとはならなかった。
終盤に入った81分、川崎右CKのチャンスからニアに入ったレアンドロ・ダミアンがバックヘッドでゴール。ようやく試合の均衡が破れた。このあと川崎がFC東京の猛攻を凌ぎ1-0の勝利を収める。
これで川崎は開幕戦9年連続不敗。辛勝だったものの、J13連覇に向けて順調なスタートを切った。
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